世間的にはどう見られている?
フリーランスに対する世間のイメージ
エンジニアの世界からフリーランスを見れば、よくある働き方のひとつでしかないかもしれません。しかし、世間からは少し違った目で見られることがあります。日本では、ほとんどの人が雇用されて働くという道へ進むので、独立することに対して否定的な反応を示す人も少なくありません。人材派遣もフリーランスも不安定要素を持った働き方なのですが、世間的にはフリーランスのほうが不安定なイメージが強いようです。では、世間からフリーランスはどのように思われているのでしょうか。具体的に掘り下げてみることにしましょう。
フリーランスはフリーター!?
フリーランスと無縁の生活をしている人にとって、フリーランスとは「定職に就かず自由に働くフリーターのような人」に見えることがあります。「正社員として働くことこそが社会人としてあるべき姿」と考えている人にとっては、定職に就かない人はみんな同じように見えるのかもしれません。しかし、フリーターとフリーランスはまったく違う働き方です。そもそもフリーターと呼ばれている人は、自分で事業を運営するのではなく雇用されています。一方のフリーランスは、雇用されるのではなく自分で事業を運営しています。フリーターは決められた時間に決められた場所で働きますが、フリーランスは受ける仕事も働く場所も、時間もすべて自分で決めます。どんなに頑張ったとしても、働いた時間のぶんだけの収入を得るのがフリーターで、頑張れば頑張るだけ収入を上げることができるのがフリーランスです。
誤解されやすい
自宅で仕事をしているフリーランスを外から見れば、「働きに出ることなくいつも家にこもってばかりで、普段何をして過ごしているのかわからない人」かもしれません。そのため、フリーターを通り越してニートだと思われることすらあるようです。実際のところは、家にある通信環境を活用しながらバリバリと仕事をこなしていたりするのですが、忙しさが外から見てまったくわからないだけに、「いつも暇な人」だと思われてしまうのです。日本でもフリーランスという働き方が認知されるようになってきているとはいえ、どこにでもいる当たり前の存在になるのはまだ先なのかもしれません。
世界的にはどうなのか
日本では「ちょっと変わった人」扱いのフリーランスも、世界に出れば「よくいる普通の人」です。アメリカにいたっては、労働人口の3人に1人がフリーランスといわれているほどです。だからといって日本のフリーランス事情がすぐに変わるわけではありませんが、今後少しづつフリーランスに対する社会の目が変わってくることは期待できるのではないでしょうか。
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