自己管理が大変【フリーランス】
デメリットに目を向けてみる
正社員として企業に属さないということならば、人材派遣とフリーランスの2つが選択肢になるでしょう。ITエンジニアは独立してフリーランスになる人も大勢いますが、どちらのタイプが自分に合うかは、双方のメリットとデメリットをよく比較してから考えることをおすすめします。ここでは、フリーランスのデメリットといわれている自己管理の難しさと、フリーランスの自己管理に役立つ情報をご紹介します。
フリーランスのエンジニアが苦労すること
会社員と同じような気分でフリーランスになると、その業務の多さに圧倒されてしまうかもしれません。フリーランスは、現場の仕事に加えて周辺業務のすべてを自分でこなさなければなりません。エンジニア職一本でやってきた人は、営業や交渉が大きな壁になることもあります。見積書、契約書、請求書、領収書など、1つの案件に対して用意しなければならない書類もたくさんあります。
また、現状のスキルを維持するだけでなく、新しい技術などについての情報収集に自分から動かないと、あっという間に取り残されてしまいます。自由だからと気ままに過ごしてしまうなら、気づけば仕事がないという状況にすぐ陥ってしまいます。ある月は精力的に仕事をこなし、ある月はゆったりめにするなど、毎月の仕事量にムラがあるならば、それがそのまま収入に反映されるので、生活はどうしても不安定になるでしょう。不安定な収入でも稼げているうちは良いのですが、いつもより収入が少なかったり病気などで働けなかったりすると、稼ぎたいけど稼げないジレンマと先の不安で精神的に追い込まれてしまうこともあります。
これらの問題を乗り越えて安定的に稼げるフリーランスになるためには、自己管理能力が欠かせません。限られた自分の時間を有効活用したいなら、業務を効率化できるアプリを利用するという方法もあります。そこで、経費計算や請求書作成の業務を簡単にする便利なアプリを2つご紹介します。
STREAMED
「STREAMED」は、領収書をアプリのカメラで撮影するだけでデータ化できるクラウド型の経費精算アプリです。専門のオペレーターが入力したものがデータとして反映されるので、手書きの領収書でも正確にデータ化できます。撮影した画像はすべて暗号化され、セキュリティ管理の行き届いた環境で入力作業が行われるので安心です。
STREAMEDは各種会計ソフトにも対応しているので、会計管理がとてもラクになります。
Misoca
「Misoca」は、必要な情報を入力するだけですぐに請求書を作成できるアプリです。テンプレートも種類が豊富で、請求書だけでなく見積書や納品書の作成も可能。各種会計ソフトとも連携しています。また、見積書から注文書、請求書から納品書など、別文書への変換も簡単にできます。
作成した各種書類は、そのままメールで取引先に送信できるだけでなく、郵送を代行してもらうこともできます。
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